「夢を与える」綿矢りさ

夢を与える

夢を与える

個人的にぜんぜんダメ。
全編を通してものすごく安い雰囲気が漂ってるし、大人の世界を幼いときから見て育った女の子を描きたかったんだろうが、そのエピソードや登場人物に関して、あまりに薄っぺら。
それにしちゃあ子ども過ぎでしょう。共感なんて出来ません。
一々書くのも面倒なんだけど、母も娘も相手への執着が理解できないし、芸能界についても、これくらいなら想像の範囲だよねえ。
よくわからん。
本人的には、今までの作風から変えたかったのかもしれないけど、そもそも作品発表してないじゃん……と思ってしまった。