「僕はパパを殺すことに決めた」草薙厚子

僕はパパを殺すことに決めた 奈良エリート少年自宅放火事件の真実

僕はパパを殺すことに決めた 奈良エリート少年自宅放火事件の真実

イヤーかなり残念な本ですね。うわさには聞いていましたが。
供述調書を提出してつかまった医師が気の毒です。医師自ら少年の更生のために調書を流したことは後悔しないが、役に立たないような形で出版されたこと残念だってコメントしてるくらいですから。*1個人的には、供述調書が一部でも読むことができたことはやはり、ごく一部であっても興味深いことだと思いました。でも結局は野次馬根性が少し満たされたということしかないし、供述調書をそのまま載せなくても…と。少年が診断された広汎性発達障害についてはほとんどかかれていないし、自分の仮説に都合のいい部分をピックアップしてるんだろうし。

*1:日経BP「カデット」2007年潤・Rのインタビューを読んで。