『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』金原瑞人

翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった (ポプラ文庫)

翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった (ポプラ文庫)

これって、かなり読む人を限定する1冊かも。
1.金原先生をご存知の方(講演会とかも含む)
2.翻訳の児童書とかヤングアダルトの出版業界の方
3.翻訳の児童書とかヤングアダルトなど海外文学が好きな方
4.翻訳家の方
5.翻訳家になりたいとか、興味のある方
私の場合1〜3まで当てはまるで楽しめました。
編集者ほか業界関係者の固有名詞もバンバン出てきて実際ほとんど知ってるし。
あとは翻訳家志望に向けての、職業としての翻訳家の現実をきっちり書いてるところも好感が持てますよね。
あとがきに「金原さんに頼まれたらイヤっていえる人っていないと思う」みたいな印象が書かれてたけど、激しく同意。
私もイヤっていえない…でも、お願いすることはあっても、逆の可能性はないけれど。