永遠の出口 森絵都

永遠の出口

永遠の出口

初めて大人向けに書かれた、「本の雑誌」で2003年上半期のベスト1とか。
同時代を生きた私としては「そうそう、そうだった、こんなんだったなあ」と、
ノスタルジックに楽しめた部分はあるけれど、なんだか違和感がありました。
同世代を生きた人たちはもう30代中盤から後半。
いろんなことがあって、大人になった。
大人になってからエピローグまでの苦しみやもがきや流れを見届けたいと思った。
そうしないと私は少し元気になれないと感じたというのかな。
なんか、この本を素直にいいと思えない精神状態がイケナイ気がする。

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ありんこ > 自分の生きてきた世界と似ていて、ただただ懐かしく、とてもいい作品で好きです。 (2003/09/25 23:27)
ふりすか > ありんこさん、こんにちは。そうなんですね、基本的にはとても取っつきやすいいい作品なんですよね。私はちょっとひねくれているというのか、欲張りすぎているのかもしれません。 (2003/09/29 08:11)