「眠れる美女」川端康成

眠れる美女 (新潮文庫)

眠れる美女 (新潮文庫)

某所の今月の課題図書。
☆が3個なのはまだまだ読みきれてないという自分の未熟さゆえです。
川端みたいな作家だから、あの時代だからこそ発表された作品なんだなー。
ノーベル賞受賞はこの作品を発表したあとだけど、作家としての地位はもう確立していたというか。
川端といえばやはり一般的には「伊豆の踊り子」だとか「雪国」じゃないですか?
そのさわやかさ(青さ)とは一線を画す衝撃の問題作(熟しすぎ!)じゃないですか?
……私が無知なせいだけですけど!

文庫版で読んだのですが、「眠れる美女」のほか、「片腕」「散りぬるを」というくくりは濃密過ぎて息苦しくもあり。
直接的な表現が使われていないにもかかわらず、高エロ度。フェチここにきわまれり!
この作品が存在し、世間に発表され、読み継がれているということに驚くわー。
ダンナさんが熱く語っていたのも驚くわー。

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ケイ > こんにちは〜この文庫確かに濃密ですよねぇ。。エロスって感じです。あとがきの三島も。。なんだか完結してました。
タイトルも意味深ですよね。。 (2007/03/14 12:48)
ふりすか > あとがきもおいしいですよね。ああ、昭和40年代(笑)美少女の間違いではないのか?と思いましたです。 (2007/03/15 13:11)