「ルート225」藤野千夜
- 作者: 藤野千夜
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 2002/01/01
- メディア: 単行本
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世の中甘くないんだぜ! ということが子どもたちに通じるかしらん?
解決しないこともある、努力したって報われないこともある。
そういうドライなところは好き。
でも、面白かったかといえばよくわかりません。
微妙な伏線らしきものがあったり、「ほんの少しの違い=何か変なこと」がもっときちんと描写されてもいいような気もしたし。
別に具体的なことではなくて、感覚的なことであったとしても。
中学生の姉弟が主人公で、周りのキャラ(マッチョやクマノイさん)も印象深いんだけど、大人が絡まなさ過ぎで物足りなかったのかな。
こういうときは大人がもっともっと介入してくるでしょう?
そういう部分がさらっと描かれすぎかなあと。