「ブラックペアン1988」海堂尊

ブラックペアン1988

ブラックペアン1988


えーと誰か私に海堂作品の相関図&年表をくれ!!
もしくはありかを教えてくれ!!(笑)

さて、バチスタ→ナイチンゲール螺鈿→ジェネラルと来て本作。
版元が違っても、必ずみんなリンクしてるでしょ。
「夢見る黄金地球儀」も近刊の「医学のたまご」だって。
すると、どうして同じ版元から出してシリーズ化(装丁とかも考えて)してくれなかったのかなあという思いがむくむくと。
その方がコレクションもしたくなるし、全体が見渡せそうなんだけど。
例えば、私の欲しい相関図と年表とか解説本なんかも作りやすいだろうに。余計なお世話だけど(苦笑)
連載はともかく、どういう経緯でいろんな版元から出ちゃうのか知らないけれど、それって、このミスの縛りとか、仕切りに問題があったのでしょうか? だから余計なお世話ですってば。

さて、肝心の感想ではありますが、やはり、既刊本を読んで何ぼな部分もあり、知らなくてもおもしろいのかはすでに読んじゃった私には永遠にわからないんだけども、新作を読むと既刊本を思い出し、そういう意味では2度楽しめるのかな。文庫がある程度まとまったら買って再読したいとは思う。で、映画化反対(爆)
なぜか渡海先生がエヴァの加持くんのビジュアルで私の脳内に登場し、タイプじゃないけどカッコイイ人になっています。高階センセのほうがタイプかもしれません(キイテナイ)
この作品の主人公はペーペーの世良くんなんだけど、良くも悪くもこの話の語り部でしかないなあ。魅力なし。で、そんな若造のコイバナなんていらなーい。デートの場面は、なんですか、「黄金地球儀」に言及するためだけですか? その割りに映画のチョイスとかキモイー(爆)
しかし、この作品では、患者さんと医師とのやりとりが結構泣かせます。今までそんなことありましたっけ?
相関図、年表も必要だけど、図解も欲しいなあ。表紙にペアンがデザインされてるけど、大きさとか解説が欲しい。ついでにスナイプも。
後半ちょっとあわただしいかな。こうやって振り返ると内容が散漫なんだなあ、私にとって。医療技術、医療環境、学内のどろどろ、人間関係と盛りだくさんだったし。で、結局肝心の感想は書けません(汗)

ある程度のレベルは維持しつつも、やはり、シリーズものというか(スピンオフとか言われてるけど)、その辺はっきりしろ!!と思うことと、ミステリーのオチが想像ついちゃったこと、佐伯家渡海家の因縁?がおもしろくなかったのと、世良くん美和ちゃんのコイバナウザイ、というマイナスで、これ。