『賢者はベンチで思索する』近藤史恵

賢者はベンチで思索する

賢者はベンチで思索する

ちょっと点数厳しいかもしれませんが。。

愛犬家ならではの(保護犬の話もちょこっとふれられてるのでそれだけで個人的には○)犬のエピソードが盛り込まれて、なんだかそれだけで胸キュンでした。
とりあえずミステリー仕立てではあるものの、だいたいすぐ結末は見えてしまう。あえてそう書いているのかな。謎ときは重要ではなく、人間模様を描きたいのだろうけど、とにかく、サクサクッと読めてしまって、時間がたつと特に何も残らない感じがしました。
共感するには主人公が若すぎるというか子ども過ぎて私的にはこっぱずかしいくらいだし、昔は私もそうだった…と思えるわけでもないところが。
連載のときの分量と間隔で読むのがちょうどいいのかも。