短編集 魚喃キリコ

魚喃キリコ短編集

魚喃キリコ短編集

97年から00年までの作品と描き下ろしで構成されている。
この前に出た「strawberry shortcakes」ほどじゃないけれど相変わらず痛い1冊だ。
悲しい話もあるけれど、恋をしたときのわくわくしたお話もあったりで気持ち的には若干楽に。
また何度も読み返しちゃうんだろうな、って思う。
こうして魚喃作品を読み続けていると登場人物がまるで知ってる人みたい。
「まだおまえはこんなことしてんのかよ!」とつっこみたくなったり。
女の子同士の微妙な関係も自分の実生活にはないものの、とてもしっくりくるのです。
夜の蝶が好きな男の子の口説きに失敗した感想も、自分のシチュエーションに置き換え可能。
なんだろなー、この気持ち。