私の話 鷺沢萠

私の話

私の話

「酒とサイコロの日々」を読んだので他の作品も読んでみようかなー、と図書館で手に取った作品。
エッセイの次は自伝的なものと、チョイスの仕方がちと違う?などと思いながら。
なぜ急いで結婚したのか、自由ケ丘に集まる人々の健やかさが苦手だとか、わりと共感できる部分もあるけれど、物足りなかったな。
さらーっていうのでしょうか?
もっともっと知りたいと思ったのです。
父の死や経済的破綻、結婚生活……どれも肝心なことは何もわからないんですもの。
何で作家になったのかとかも。
パジョンについてはどう考えてもページ裂き過ぎだと思うし。
韓国の血が入っているということにまつわるさまざまなこと(「識字教室」のことだとか)はまた別にもっとまとめて書いたらよかったんじゃないかな?

                                                                                                                                                              • -

まゆ > 鷺沢さんは、結婚生活のことはあんまり書かれてないです。それは本人が書きたいと思わない以上、しょうがないのでは。お父さまのことなどは昔のエッセイにかなり出てきますよ。「今」の鷺沢さんが書かずにはいられなかったことがつまってる一冊だと思います。 (2003/04/06 19:53)
ふりすか > レスありがとうございます。もちろん本人が書きたくない以上仕方ないと思いますが、ならば、私は全く触れなければよいのになあと思うのです。「私の話」と銘打っているので、過去にどの本かはわかりませんが書かれていたのだろうとは思いますが、1冊の本としては物足りないなあと感じました。 (2003/04/07 20:20)
まゆ > ほかのエッセイを読んでないとそう感じるかもしれませんね。私はたまたま読んでいて、だからわかる部分も多かったのですが。結婚生活に関しては、むしろようやくこれくらい書けるようになったという感じではないかと思います。今までは全く書いてなかったので。 (2003/04/07 21:56)