志麻子のしびれフグ日記 岩井志麻子

志麻子のしびれフグ日記

志麻子のしびれフグ日記

私は岩井志麻子の小説はあまり好きではない。
ただ強烈なキャラで気になる女性の一人だ。
テレビなどでのトークも好きだし、下品なところも気に入っている。
「東京のオカヤマ人」も好きだったし、瞬間しか観ることができなかったけど、「しゃべり場」でのゲスト出演もちゃんと観たかった。
だからちょっと物足りなかったな。1冊の本としては。
思い切りが悪いっていうか。
だぶりというか連載だから仕方ないのかもしれないが、またこれ?この話?
とウンザリするところもあったし。
オチである、ジミーちゃんとのこともきちんと書いて欲しかったよ、単行本発売記念書き下ろしとしてあるべきでしょ?
モリナツの話だって私はうさぎ先生との対談でモリナツがどういう人か知ってるからそれなりに楽しめたけど、そういう知識がないと??では?
これで岩井志麻子は商売してはいかんと思ってしまいました。
とは言いつつも「チャイ・コイ」のプロモ本とすれば役割を果たしたのかもね。
読み終わったときはなんだか、つまんない本読んじゃったな、と思ったけど、時間が経つと志麻子の生き方ってあっぱれだよな、ある意味うらやましさを感じるぜ、というのが正直な感想。