指輪をはめたい 伊藤たかみ
- 作者: 伊藤たかみ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/10/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
すんげーイライラするこの男!!
大人になりきれない29歳・男子(おとこ)の恋愛成長小説
っていうコピーなんだけど、成長したのかよぉ? してないね。
張り倒したいくらいにムカツク主人公だ。
何度でも頭ぶつけてしまえっつーの!
だいたい結婚しようと決めた理由が「もうすぐ30歳になるから」なんてなめとんのか、コラ。
それに、三マタ、全部本命のふりしてんのがイヤ。
そこそこにモテる、感じのいい男の子(29にもなってこの表現がぴったり)なんだろうけど、そこが余計に不潔な感じ。
誰にプロポーズしたのか確かめるために週末に三人とデートしてセックスまでしちゃうのがイヤ。
冒頭の、昔同棲してた彼女とのケンカが全てを語っているんだろうね。
ここで女の子が怒ってるのを理解できない(しようとしない)男は逝ってよし!って感じでしょうか?
世の中、こんな男ばっかりになっちゃったのかなあ? いやだなあ。
あと、男のオナニー事情とかいらないから。ていうかいらんだろ、この話に。
生々しすぎて印象に残っちゃったじゃないかよ。
でもまあ、話としてはそこそこおもしろかったです。
こういうイヤな男じゃなければ話も成立しないからね。
三人の女の子たちもそれぞれイタイ部分があるいわゆる普通の女の子じゃないし。
描き分けられ過ぎかなとも感じたけれど。
三人とも(昔の彼女を入れると四人)こんな男と別れて正解だ!!
ダメだ、また怒ってしまった。作品に対して怒ってるのではなく、主人公の情けなさ過ぎる男に怒ってるので、誤解なきよう。
知ってる街のようすなんかが描かれてて、ストーリーとは関係ないところで楽しめたり。
伊藤たかみという人は、男の子を語り手にして作品を書いているけれど女の子のことも両方よく描ける不思議な作家だなあ。
おんなじシチュエーションで女の子版書いてくれないかしら?
三人にプロポーズされて、誰と結婚するか決めたんだけど、忘れちゃった、どーしよ?
バッグには指輪が三個!!(爆)みたいな。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
みちる > こんにちは。初書き込みしちゃいます。
あがってるかな?と見に来たら、一気に三冊ね。
それにしても、この本。やっぱり読みたいような読みたくないような。
迷う。
>伊藤たかみという人は、男の子を語り手にして作品を書いているけれど
>女の子のことも両方よく描ける不思議な作家だなあ。
これは、ほんとそうですね。 (2003/11/01 21:42)
ふりすか > 読んでいるときは、そんなこと考えなかったし、一気読みして、
「主人公の男はいったいどうなることやら、やれやれ」程度だった。
時間が経つにつれ、むかむか度が増長してきちゃって。
「ミカ!」のユウスケが、こんなになっちゃんじゃないでしょうねぇ?
とわけのわからぬ心配はしてしまうかも。 (2003/11/02 08:52)