結婚願望 山本文緒

結婚願望 (角川文庫)

結婚願望 (角川文庫)

今年は、私の結婚(再婚)願望がマックスになった年といえる。
「一度離婚した人は、もう結婚なんて面倒くさいと思うというのになぜ?」
と問われたりもした。そんなの、8割以上が強がりでしょう。
様々なケースはあっても、やり直したいと思うのが本当なんじゃないかな?
それは、失敗(離婚)した人間にはわからないだろうけどね。
そんなこという人にも読んでもらいたいけど。

私は恋愛と結婚は別だと思っている。でも必ずしも相手が別だとは限らない。
相手が同じであっても、心構えや立場の違いを認識する必要もあるし、責任だって違うでしょう。
それを見極められないと失敗するんじゃないのかな、と考えている。

無性に結婚したくて仕方ない方や、結婚なんてとんでもないと思っている方、
結婚していることや、結婚していないことに何かしらの意味が欲しい方に〜

と、この本のまえがきに書かれている。
多分世間のほとんどの人がこれにあてはまるんじゃないか?と思ってしまうほど、“みんな結婚している”し、結婚は“楽で便利”な制度なのかな。
なにかを得るためには、なにかを捨てなくてはいけない……というけれど、意識する場合もあれば、自然となにかを得れば失ってしまう。
結婚に限らず、それを意識して生きていくことができれば、むやみに一喜一憂せずにすむのかなあ。
結婚にまつわる、誰もが思っているだろうけど、なかなか言いづらいというか、認めたくないようなことが、この本には書かれているとは思います。
なんだか、感想でも何でもない書きっぷりになっちゃいましたね。。。

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さくら > これは山本さんのエッセイなのでしょうか?ふりすかさんの感想拝見して読みたくなりました〜。 (2003/12/12 12:52)
ふりすか > さくらさん、これは、山本文緒さんが再婚する2年ほど前に書かれたものです。本人もあとがきで触れているのですが、本人の考えがなかなか伝わりきれていないところもあります。それでも、なるほど〜と思うところ多しです。 (2003/12/12 13:14)
エリコ > わたしもこれ読みましたよ〜。パフィーはもう離婚したよ、とか思いながら・・・(笑)。
全体としてはおもしろかったんですけど、「専業主婦より賃金労働が正」みたいなのは感じました。
山本さんの感覚が東京(都会)だからなのかなあ。うちみたいな田舎じゃ、こうはいかないよ、って思った記憶があります。 (2003/12/25 20:18)