ロマンス小説の七日間 三浦しをん

読み始めは、「ロマンス小説」の部分が長いんだよぉ〜と思ったものの、主人公あかりが書き換え始めたあたりから、どんどん楽しんで読めるようになった。
また、あかりを取り巻く人間模様も、目線が同じせいか、自然と受け止められたし。
でも、それだけ。重みはあまんまりない、っていうか求めちゃいけないのねん。
とにかく、三浦しをんのエッセイファンなら楽しめること間違いなし。
だって主人公あかりの、しをんちゃんばりの突っ込みっぷりは気持ちいいもの。
それにしても、主人公にまで胸毛(体毛?)好きの設定にするとは、恐るべし。
でも、なんとなく、エッセイの延長のような気がして、点数辛くつけました。
小説として書くのなら、「秘密の花園」見たいのが読みたいです。

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まゆ > しをんさんの小説はこれしか読んでないので、ほかのと比較はできませんが、重くないところが逆におもしろかったです。けっこう、ロマンス小説の部分を楽しんで書いてたんじゃないかなーという気がします。 (2003/12/25 22:00)
ふりすか > 確かに楽しんで書いてたのはとても伝わってきますよね。こういうのもいいとは思うんですけど、「秘密の花園」みたいな路線も忘れないで欲しいなあというのが正直な気持ちです。 (2003/12/26 23:02)