百器徒然袋-風 京極夏彦

百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)

百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)

映画化が決まって、とりあえず堤真一阿部寛の顔が浮かんじゃって……。
堤真一嫌いじゃないけど、やっぱり京極堂っぽくないのよねえ。
阿部寛も、「にゃんこ」とか(爆)破天荒ぶりにはぴったりだろうが、ビスクドールじゃないよね……と変なところで気が散ってしまいましたよ。

この、榎木津シリーズは好きだなあ。肩の血からを抜いて読めますもの。
本島君も最初は、関口でいいじゃん、と思ってたけど、どんどん、キャラが立ってきて、関口くんとはまた違った巻き込まれ型キャラに成長(爆)
私はすすんで榎さんの下僕になりたいなあ〜。狙うは和寅のポジション!
3編とも、いつもの、頭の悪い私には最高に辛い、京極堂の蘊蓄攻めもなく、事件も小さくて(人が殺されてるのもあったけど)気楽に楽しめます。
でも、やはり本編あっての外伝的な存在だから、いくら他と比べて短くても、本編知らなきゃ全然楽しめないと思うのね。
ぜんぜんは言い過ぎかもしれないけど、楽しみ半減になるのは間違いない。
存在価値がそこにあるから、榎木津シリーズから、入るのはお勧めできない。
と、いうわけで、いくら榎木津好きとはいえ、★4つつけるつもりはなかった。
でもね、でもね、最後、ラストを読んで、榎木津に、胸キュン。
こんなところ見せられて、ますます惚れるっつーねん。
また次作も違った心持ちで榎木津礼次郎を観察してしまうわ。やれやれ。

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まゆ > 私も本編よりこの榎木津ものの方が好きです。でも、ふりすかさんのおっしゃる通り、本編しらなきゃ楽しくないですよね。それにしても、「にゃんこ!」と叫ぶエノさんがかわいい(笑) (2004/09/10 20:07)
ふりすか > まゆさん、こんばんは〜。バイト先のネコ好き上司のデスクに、招き猫の置物があるんですよ。ペアで、しかも、右側のが左、左側のが右で手招きしてるんです。いつか指摘してしまいそう。。 (2004/09/10 21:09)