イニシエーション・ラブ 乾くるみ
- 作者: 乾くるみ
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2004/03
- メディア: 単行本
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ものすごく、好評な作品のようなのですが、私には良くわかりませんでした。
章タイトルも、80年代(?)の曲名なんだけど、クサイだけで意味が……?
なんとなく、恋愛小説としてはまったくはまれずにラストへ。
「……はあ?」とペラペラとページを戻して読んでみる。
なるほど、そういうことか。
仕掛けとしてはたしかに「やられた!」と思ったし、感心したので、いわれた通り再読しようと思いつつそのままに。
またあの恋愛模様を読むのかと考えると気が重くなったので断念。
なんとなく、仕掛けにいくら驚かされても、ストーリーがその道具?という印象で。
もちろんミステリーというカテゴリーなんだけど、とりあえず、恋愛小説の体裁をとっているのだから、仕掛けなしでも十分楽しめないとずるい、と思ってしまった。
それに、考えてみればマユの本性、別にビックリするほど怖くないよね。
結構ありがち。ちがう?