『風味絶佳』山田詠美

風味絶佳

風味絶佳

帯には「ままならない恋に風味あり」と。
間食/夕餉/風味絶佳/海の庭/アトリエ/春眠
以上六編収録の短編集。
何となく、感触、夕餉、風味絶佳まではいいなあというか、詠美さんらしさがあるなあと、
熱心な山田詠美読者でもないくせにそんなふうに感じてたんだけど、残りは、確かにいい短編だとは思えるけれど、山田詠美にこういうテイストを読者は求めているのかなあ……などと思ってしまった。
風味絶佳というけれど、山田詠美風味は薄まっているんじゃないだろうか?
これも年のせいなのかなあ。20年目という節目の一冊でもあることだし。
よくわかんないけど。
短編集としてはとてもイイと思います。
が、山田詠美として読むと物足りなさというか、ちょっと違和感感じます。

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nanao > 山田詠美として読むと物足りなさというか、ちょっと違和感感じます
確かにこの作品はそうみたいです。
個人的にはこの風味の方が好きですが。 (2005/06/24 09:44)