「象の背中」秋元康
- 作者: 秋元康
- 出版社/メーカー: 産経新聞出版
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 単行本
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たしか、女性の意見をきいてみたいとかなんとか、そういうのをどこかで読んだから……。
>あと半年の命…。末期ガンを宣告された中年男が、妻に、子供に、そして愛人に最後に遺すものは?
>「身勝手すぎ」VS「男の理想」と賛否両論の小説を単行本化。『産経新聞』連載に加筆・修正。
私の意見はズバリ、「身勝手すぎ」に1票イレマスヨ!
まあなんていうか、中年男のファンタジーですな。いいですけど(笑)
夢、見てください♪(爆)
話の内容は、多分世の中の、同じ世代のおじさま方が、余命半年を宣告されたら、
こう生きたい……っていう身勝手な夢の世界ですよ。
ぷ。生きられませんから〜残念!
奥さん、愛人、娘……女として感情移入できる人間はこの3人ですが、
まあ娘は子どもだから除外して、残りの二人だったら……。
この愛人、そうとう都合のいい女です。ありえないっす。
奥さん、こちらはまあ、妻としてのプライドと地位があるから
余裕ぶっかましてていいのですが、私だったら、死ぬ間際に、なーんちゃって、
本心は地獄に落ちろ!って、実はそんなふう(生まれ変わってもあなたと結婚したいとか・失笑)
に思ってませんでしたよ〜ん、ばーか!って
目の当たりにさせて復讐しちゃうなあ(鬼)。
身勝手さにも程があるけど主人公の長兄が、諭すところがあったから、それは救われたけど。
本筋より気になったのは、とくに愛人さん絡みの飲食の場はやたら細かく固有名詞頻発です。
そして飲んだり食べたりするものも、●●の××とか、具体的です。
ワインやシャンパンなどのお酒は、銘柄も、ヴィンテージの年代もきちんと書かれてるのに、
ウィスキーに限っては、「アイラ島のシングルモルト」以上!
って記述はないでしょう〜をい。
しかも、贅沢なんですって! どんなのか気になるじゃないですか〜他のお酒と同等に書いてくださいよ。
って、編集指摘しろ、ゴルァ!
例えば、ワインを「ボルドーの赤ワイン」で片づけちゃってるのとおんなじことだよ?
変なところで興奮しました。私にとってそういう作品でした(苦笑)