「黄金の島(上・下)」真保裕一

黄金の島(上) (講談社文庫)

黄金の島(上) (講談社文庫)

黄金の島(下) (講談社文庫)

黄金の島(下) (講談社文庫)

真保裕一ってこういう作風なのかなー?
感想文なのにいきなり疑問形ですみません。
ホワイトアウト」しか読んだことなくて。
やくざものとしても、男の生き様的にも、女のしたたかさについても、なんか中途半端というか。
それが人物造詣にもいえるのかな。
なんとなく、やくざの世界、ベトナム事情……一生懸命取材して書きましたって感じ?
あとはどの登場人物にも背負っているものが重過ぎるはずなのに、いろんな背景がありそうだと読者に思わせといて、それっきり…みたいなところが残念。
焦点が絞りきれなかったのかな。そういう意味でも物足りなさが残った。
映像化を意識した作品だったりもするのかしら??
映画というよりもVシネとか、ちょっとお金のかかった2時間ドラマ?