「しゃべれどもしゃべれども」佐藤多佳子
- 作者: 佐藤多佳子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2000/05/30
- メディア: 文庫
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限りなく地味だし、無駄がなくて、それでいてジンと来ちゃうほどイイ!
けっして、主人公の三つ葉が好みでもないけど、最後の十河とのくだりもかなり胸キュンである。
北上次郎の解説に
>なんでもないところにドラマを作るという点では初期の山本文緒であり、
>シリアスなテーマを軽妙に描くという点では(略)魚住直子であり、
>落語家を主人公とする点では(略)立川談四楼であり
と書かれている。(略)の部分は作品名が挙げられている。
談四楼さんの作品は読んだことないけど、さすがうまいことおっしゃいますね(爆)
ところどころ、登場人物の気持ちだったり、置かれた状況だったりが痛いほど伝わってきたり泣けてくる場面多数。
過剰に感情的な文章でも背景でもないのに、こういう胸の痛みって誰にでもあるよね、それを乗り越えたくて一人、もがいたりするんだよ、そうなんだよぅぅぅ…(泣)ってな具合で。
ようやく、佐藤多佳子作品に手を出しました。
映画では良の役がないみたいだけど、太一くん以外は、わりと個人的にぴたっとくる。
湯河原役に松重さーん!! 観たいぞ。
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まゆ > 不器用な人たちが、不器用に悪戦苦闘する話に弱い私です。三つ葉が会心の高座ができたところで、泣いてしまいました。物語のラストもすごく好きです。 (2007/08/08 20:28)
ふりすか > 私もそういうのに弱いです(笑)大人も子どもも両方押さえてるところがなんともいえません。 (2007/08/09 10:27)
kanakana > ストーリーは前向きですっごく私好みなのに、主人公の三つ葉が好きになれなくて評価が低くなってしまいました。。。なんとなく鼻についちゃって>三つ葉 (2007/08/09 23:14)
ふりすか > kanakanaさん♪ 三つ葉、ダメでしたかー。わたしはそうでもなかったです。押し付けがましいところですか? それだけに終わらなかったのと、太一くんが好きじゃないのでそれよりもよかったかなーなんて思いました。 (2007/08/10 11:33)
さくら > 本当に、出てくる人たちみんなが愛すべきキャラでいいんですよね〜。この作品は大好きでしで、映画も観にいきました。若干設定等の変更はありましたが、原作の雰囲気そのままでよかったですよ。 (2007/08/10 17:14)
chii > 今、読んでいます。評判の作品なので、どんな展開になるのかなって思いながら。
>映画では良の役がないみたいだけど
どうしてなの?寂しいな〜 (2007/08/10 20:49)
マウス > 自分が一杯一杯なときに、それでも他人をほっとけない主人公がうらやましかったりする。 (2007/08/11 00:57)
ふりすか > さくらさん♪私も映画観ようと思います〜。雰囲気がそのままなら安心して観られそう。。 (2007/08/11 09:30)
ふりすか > chiiさん♪読み終えるととても気持ちがいいと思います☆映画だと描ききれないのかもしれませんねー。もしかしたら良の役がいるかもしれないけれど、少なくともメインではなさそうです。 (2007/08/11 09:32)
ふりすか > マウスさん♪自分が悩んでるからこそ、人の悩みや痛みを感じやすいのかな。そして自分が何とかなりたいように他人にかかわってしまうのかもしれませんね。 (2007/08/11 09:33)