「木洩れ日に泳ぐ魚」恩田陸

木洩れ日に泳ぐ魚

木洩れ日に泳ぐ魚

んー、難しいなあ。すごくおもしろかったポイントも確かにあったんだけど、どうも、読み終わって全体を考えるとあまり好みではなかったなあ。
なんというか、舞台や映画を観ているようで、そういう意味では創り方(演技や演出)によってはすっごくおもしろくなりそうではあるんだけど、 なんだかなあ。。
正直に言うと、おもしろいか? って感じかな。ああ、ぶっちゃけてしまった。
確かに、登場人物というか語り手は2人で、どんどん立場が変わっていくのはおもしろいんだけど、どれもこれも説得力に欠けるというか。
世の中嘘みたいな偶然はいくらでもあるけれど、小説として描かれるならもうちょっとどうにかして欲しいと思うのは読者のわがままなのかな。
なんかあっさりしすぎているのよね、主人公の感情なんかも、キタキタもっと〜と思うのに(苦笑)そこまでで、イライラ。
この感想を読んでるあなたもイライラですね(笑)