『下山事件 最後の証言完全版』柴田哲孝

下山事件完全版―最後の証言 (祥伝社文庫 し 8-3)

下山事件完全版―最後の証言 (祥伝社文庫 し 8-3)


某所1月の課題図書。めちゃめちゃ苦労しました。
事件モノはわりと好きなんだけど、スケールが大きすぎるのと、時代的な背景を含めていろんな要素がありすぎて、知識量が貧弱で、処理能力の低い私の頭では、ちょっとついていけなかったかな。
書き方というか、もっと整理するとかで何とかなるんじゃないかなあと言う気もするけど。
聞き取り調査の部分をもっと整理して欲しかったというか。なんといっても、被害者で主役である下山側の記述がないというところが事件モノとしてのおもしろさに欠けるのかもしれない。そういうの求めちゃいけないんだろうけど。
んー、まあ書き手の性格(カメラマン→ライターであり、親族が関係者ではないかという立場。)によるところが大なのかもしれない。
ほかの下山本を読んでいたらおもしろかったのかもしれない。