『ラジオ・キラー』 セバスチャン・フィツェック

ラジオ・キラー

ラジオ・キラー

装丁がご覧の通り、とても残念な感じ*1で、何かの評で見かけなければ絶対に手に取らなかったと思われる一冊だったけど、とてもおもしろかった!
久々の翻訳エンタメ、ミステリー?サスペンス? ドイツか〜大丈夫かなあと不安もあったけどまったく問題ございませんでした。思いもかけない展開が、違和感なく。そこまでやる〜?って思うこともあって、それが人によってはマイナスポイントであろう事柄や出来事(実際感想で書かれていたのをみた)でも、この物語を彩る要素だったり、人物を表現するためだったりと読めたので私にとってはおもしろがれる要素だった。
あと、どうでもいいことなんだけど、乗っ取られたラジオ番組で犯人がかける曲がケイト・ブッシュだったり、デペッシュモードだったりしたのがニヤっときました。
ぜんぜん中身に触れてない感想だけど、他の作品も読んでみたい作家です。

*1:おもしろそうにまったく思えない。。