『三年身籠る』唯野未歩子

三年身籠る

三年身籠る

私も映画の存在を先に知ったんだけど、検索したら、本のレビューとか情報とか圧倒的に少ない。
同時進行といいつつ、設定が違うところがあるらしいのでなんとも不思議だ。
しかも、図書館に、この著者のほかの作品は揃ってるのに、これだけ所蔵がなかったのでアマゾンのマーケットプレイスで送料込みで400円で購入。
マガハのハードカバーの本って、何でこんなによわっちい造りなのか。読んでるうちに変形したっつの。

まあ、そんなことはどうでもいいんだけど、これもタイトル通り、ありえない妊娠期間が何のためなのかを描いた作品。
出オチの恐怖におびえながら(笑)読みました。
書きたいことはわかるんだけど、やっぱり力不足というか、要素を盛り込んでる割りにどれも描ききってないという気がする。
夫婦関係、母娘関係、姉妹関係…なんか稀薄。
出オチじゃなかったから3個☆つけちゃった。でも、ほかの作品はもっと出来がいいのかなあ。
もうちょっと、心に爪あとを残してくれるような部分があれば買って読んでもいいかなと思うものの、図書館頼みにしようっと。