『顰蹙文学カフェ』高橋源一郎・山田詠美

顰蹙文学カフェ

顰蹙文学カフェ


図書館の棚にあったので何気なく借り出して読んでみたら
おもしろい…。
なんでBarじゃなくてカフェなのか知らん?字面?

嗚呼、ヒンシュクの人。
その名は文士…。
「顰蹙」買えたら、作家は一人前(高橋源一郎山田詠美
無視されるより、けなされたい(島田雅彦
「書く」ことが恥ずかしい(中原昌也
「世捨て人」になりたかった…(車谷長吉
「権威」からの逃亡(古井由吉
長生きすると、顰蹙は「昇華」する(瀬戸内寂聴

太宰も三島も中上も皆「顰蹙」の人だった?
自らを顰蹙作家と自認する高橋、山田両氏が発見した顰蹙文学の魅力とは? 多彩で偉大で顰蹙なゲストを迎え、文学の真の魅力に迫ります。(ゲスト/瀬戸内寂聴古井由吉車谷長吉中原昌也島田雅彦



ゲストのチョイスがすごくないですか?
薄々自分でも感づいていたんだけど、「私、きっと、島田雅彦がめちゃめちゃタイプのはず!」(爆)
いやーデビュー当時から気になってましたよ、デビュー作買って読んだもん。
でもそれっきり。自分の頭の悪さを悲観しつつ、近寄っちゃいけない気がして遠ざけてました。
こうやって、対談読んで20数年たってそれを自覚せざるをえない自分がちょっといや。
あのね、テレビで「イケメンインテリ作家代表」として庄一が出てるけどさ、雅彦にかなわないよ!!(断言)
でもそんな恥ずかしいこと、島田雅彦はしないだろうけどな、ふふっ。
って所詮そんなレベルでしか語れない自分がイタイ。。

中原昌也は読んだことないけど、これを読む限り、私も生きてていいのかなあなんて思う(←意味不明)
その中原昌也といい、車谷長吉といい、お金に執着しすぎ! もうわかったよぅ(笑)
古井由吉はよく知らないけど、ああいうタイプももう時代的に出てこないよね。
寂聴先生がケータイ小説を書くとはねーこのときにはわかるまい。